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03月25日-委員長報告、討論、採決、閉会-08号

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  1. 新潟県議会 2022-03-25
    03月25日-委員長報告、討論、採決、閉会-08号


    取得元: 新潟県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-14
    令和 4年  2月定例会 本会議令和4年3月25日(金曜日)  議事日程 第8号    午後1時 開議第1 第1号議案から第44号議案まで及び第50号議案から第78号議案まで第2 請願第1号及び第2号第3 陳情第1号から第17号まで第4 陳情令和元年第9号、令和2年第15号、令和3年第3号及び第16号第5 第1号発議案第6 第79号議案第7 第3号発議案第8 第4号発議案第9 第5号発議案から第7号発議案まで第10 第8号発議案第11 第9号発議案第12 第10号発議案本日の会議に付した案件 日程第1  第1号議案 令和4年度新潟県一般会計予算  第2号議案 令和4年度新潟県県債管理特別会計予算  第3号議案 令和4年度新潟県地域づくり資金貸付事業特別会計予算  第4号議案 令和4年度新潟県災害救助事業特別会計予算  第5号議案 令和4年度新潟県国民健康保険事業特別会計予算  第6号議案 令和4年度新潟県母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算  第7号議案 令和4年度新潟県心身障害児・者総合施設事業特別会計予算  第8号議案 令和4年度新潟県中小企業支援資金貸付事業特別会計予算  第9号議案 令和4年度新潟県林業振興資金貸付事業特別会計予算  第10号議案 令和4年度新潟県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計予算  第11号議案 令和4年度新潟県有林事業特別会計予算  第12号議案 令和4年度新潟県用地先行取得事業特別会計予算  第13号議案 令和4年度新潟県都市開発資金事業特別会計予算  第14号議案 令和4年度新潟県港湾整備事業特別会計予算  第15号議案 令和4年度新潟県電気事業会計予算  第16号議案 令和4年度新潟県工業用水道事業会計予算  第17号議案 令和4年度新潟県工業用地造成事業会計予算  第18号議案 令和4年度新潟県新潟東港臨海用地造成事業会計予算  第19号議案 令和4年度新潟県病院事業会計予算  第20号議案 令和4年度新潟県基幹病院事業会計予算  第21号議案 令和4年度新潟県流域下水道事業会計予算  第22号議案 県の行う建設事業等に対する市町村の負担について  第23号議案 国営土地改良事業に対する市の負担について  第24号議案 手数料の納入義務者の利便性の向上を図るための関係条例の整備に関する条例の制定について  第25号議案 新潟県手数料条例の一部改正について  第26号議案 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について  第27号議案 新潟県個人情報保護条例の一部改正について  第28号議案 新潟県行政書士試験手数料条例の一部改正について  第29号議案 法人の県民税の特例に関する条例等の一部改正について  第30号議案 新潟県退職年金及び退職一時金に関する条例等の一部改正について  第31号議案 新潟県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例の制定について  第32号議案 新潟県男女平等社会の形成の推進に関する条例の一部改正について  第33号議案 新潟県高圧ガス保安法関係手数料条例の一部改正について  第34号議案 新潟県液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律関係手数料条例の一部改正について  第35号議案 新潟県保健所条例の一部改正について  第36号議案 新潟県畜舎等の建築等及び利用の特例に関する条例の制定について  第37号議案 新潟県工業技術総合研究所手数料徴収条例の一部改正について  第38号議案 新潟県国営土地改良事業負担金等徴収条例の一部改正について  第39号議案 新潟県盛土等の規制に関する条例の制定について  第40号議案 新潟県附属機関設置条例等の一部改正について  第41号議案 新潟県宅地建物取引業法関係手数料条例の一部改正について  第42号議案 新潟県公安委員会等の権限に属する事務に係る手数料条例の一部改正について  第43号議案 和解について  第44号議案 包括外部監査契約の締結について  第50号議案 令和3年度新潟県一般会計補正予算  第51号議案 令和3年度新潟県県債管理特別会計補正予算  第52号議案 令和3年度新潟県地域づくり資金貸付事業特別会計補正予算  第53号議案 令和3年度新潟県災害救助事業特別会計補正予算  第54号議案 令和3年度新潟県国民健康保険事業特別会計補正予算  第55号議案 令和3年度新潟県母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算  第56号議案 令和3年度新潟県中小企業支援資金貸付事業特別会計補正予算  第57号議案 令和3年度新潟県林業振興資金貸付事業特別会計補正予算  第58号議案 令和3年度新潟県沿岸漁業改善資金貸付事業特別会計補正予算  第59号議案 令和3年度新潟県有林事業特別会計補正予算  第60号議案 令和3年度新潟県都市開発資金事業特別会計補正予算  第61号議案 令和3年度新潟県港湾整備事業特別会計補正予算  第62号議案 令和3年度新潟県電気事業会計補正予算  第63号議案 令和3年度新潟県工業用水道事業会計補正予算  第64号議案 令和3年度新潟県工業用地造成事業会計補正予算  第65号議案 令和3年度新潟県新潟東港臨海用地造成事業会計補正予算  第66号議案 令和3年度新潟県病院事業会計補正予算  第67号議案 令和3年度新潟県基幹病院事業会計補正予算  第68号議案 令和3年度新潟県流域下水道事業会計補正予算  第69号議案 県の行う建設事業に対する市町村の負担について  第70号議案 新潟県行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部改正について  第71号議案 新潟県県税条例の一部改正について  第72号議案 財産の取得について(新潟県LANシステム用モバイルコンピュータ)  第73号議案 財産の取得について(タブレット端末等)  第74号議案 損害賠償額の決定及び和解について  第75号議案 指定管理者の指定について(新潟ユニゾンプラザ)  第76号議案 令和3年度新潟県一般会計補正予算  第77号議案 令和3年度新潟県有林事業特別会計補正予算  第78号議案 令和3年度新潟県港湾整備事業特別会計補正予算 日程第2  第1号 翡翠を新潟県の石に指定することを求めることに関する請願  第2号 子どもたちにゆきとどいた教育を!30人以下学級の実現、教職員定数の増加及び教育予算の増額を求めることに関する請願 日程第3  第1号 対外的情報省を設立し、横田空域の返還を求める意見書提出に関する陳情  第2号 対外的情報省の設立を求める意見書提出に関する陳情  第3号 こどもの新型コロナウイルス感染症罹患後と同ワクチン接種後の健康状態調査を求めることに関する陳情  第4号 薄型信号機等と新潟市中央区万代交番の移転是正を求めることに関する陳情  第5号 コロナ感染拡大防止策を求めることに関する陳情  第6号 新型コロナウイルス感染症を「5類」へ変更の声を上げることを求めることに関する陳情  第7号 園・学校での児童のマスク着用に関する陳情  第8号 園・学校での児童のマスク着用に関する陳情  第9号 PCR検査に関する陳情  第10号 「感染者数」報道、広報のありかたに関する陳情  第11号 20歳以下の新型コロナワクチン接種に関する陳情  第12号 新型コロナウイルス感染症患者、関係者、特にワクチン非接種者への差別を禁止する条例制定、その他関連する2項目に関する陳情  第13号 新型コロナウィルス感染症の広報に関する陳情  第14号 新型コロナ感染症に関して、新潟県が検査陽性者を感染者と報道、HP上で示しているが、これは科学的に不正確な表現なので訂正することを求めることに関する陳情  第15号 新型コロナ感染症に関して、感染者動向を浜松市のように定期的に分かりやすく示すことを求めることに関する陳情  第16号 新潟県における新型コロナウイルスワクチンの接種後の副反応の状況の公表と予防接種健康被害救済制度の周知を求めることに関する陳情  第17号 新潟市秋葉区矢代田地内に整備計画中のライフル射撃場の計画見直しを求めることに関する陳情 日程第4  令和元年  第9号 下越地方の私立中学校教諭による生徒への人権侵害および体罰的指導と私立学校への補助金見直しを求めることに関する陳情  令和2年  第15号 新型コロナウイルスに立ち向かう医療従事者の方々への支援に関する陳情  令和3年  第3号 75才以上の医療費窓口負担2割化の見直しを求める意見書提出に関する陳情  第16号 インフラ事業者ワクチン優先接種を求めることに関する陳情 日程第5  第1号発議案 新潟県農林水産物のブランド化推進に関する条例 日程第6  第79号議案 教育長の任命について 日程第7  第3号発議案 新潟県議会委員会条例の一部を改正する条例 日程第8  第4号発議案 「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録の実現を求める意見書 日程第9  第5号発議案 離島振興法の改正・延長を求める意見書  第6号発議案 全ての拉致被害者即時一括帰国を求める意見書  第7号発議案 森林環境譲与税の譲与基準の見直しを求める意見書 日程第10  第8号発議案 地域公共交通維持・充実のための財政支援の拡充を求める意見書 日程第11  第9号発議案 会計年度任用職員制度の改善を求める意見書 日程第12  第10号発議案 成年年齢引下げによる消費者被害対策を求める意見書   ――――――――☆――――――――出席議員(52名)          河原井 拓 也 君  小 山 大 志 君  中 川 隆 一 君  高 見 美 加 君          保 坂 裕 一 君  与 口 善 之 君  桜 庭 節 子 君  斎 京 四 郎 君          中 村 康 司 君  松 原 良 道 君  笠 原 義 宗 君  高 橋 直 揮 君          宮 崎 悦 男 君  青 柳 正 司 君  横 尾 幸 秀 君  皆 川 雄 二 君          小 林 一 大 君  冨 樫 一 成 君  楡 井 辰 雄 君  小 島   隆 君          佐 藤   純 君  桜 井 甚 一 君  岩 村 良 一 君  沢 野   修 君          尾 身 孝 昭 君  柄 沢 正 三 君  小 野 峯 生 君  帆 苅 謙 治 君          渡 辺 惇 夫 君  石 井   修 君  樋 口 秀 敏 君  小 島   晋 君          池 田 千賀子 君  上 杉 知 之 君  大 渕   健 君  長 部   登 君          小 山 芳 元 君  小 泉   勝 君  杉 井   旬 君  重 川 隆 広 君          秋 山 三枝子 君  片 野   猛 君  市 村 浩 二 君  安 沢 峰 子 君          遠 藤 玲 子 君  星 野 伊佐夫 君  青 木 太一郎 君  佐 藤 浩 雄 君          小 島 義 徳 君  佐 藤 久 雄 君  渡 辺 和 光 君  飯 野   晋 君議員以外の出席者  知事           花角 英世 君  副知事          佐久間 豊 君  副知事          橋本憲次郎 君  知事政策局長       小岩 徹郎 君  総務管理部長       森永 正幸 君  県民生活・環境部長    村山 雅彦 君  防災局長         熊倉  健 君  福祉保健部長       松本 晴樹 君  産業労働部長       佐野 哲郎 君  観光局長         妹尾 浩志 君  農林水産部長       小幡 浩之 君  農地部長         登り 俊也 君  土木部長         金子 法泰 君  交通政策局長       佐瀬 浩市 君  会計管理者兼出納局長   綱島 知子 君  病院局長         藤山 育郎 君  企業局長         桑原 勝史 君  教育長          稲荷 善之 君  人事委員会事務局長    川上 克也 君  警察本部長        村田 達哉 君  労働委員会事務局長    須貝 幸子 君  監査委員事務局長     山田富美子 君   ――――――――☆―――――――― △午後1時開議 ○議長(佐藤純君) これより本日の会議を開きます。   ――――――――☆―――――――― △日程第1 第1号議案から第44号議案まで及び第50号議案から第78号議案まで △日程第2 請願第1号及び第2号 △日程第3 陳情第1号から第17号まで △日程第4 陳情令和元年第9号、令和2年第15号、令和3年第3号及び第16号 △日程第5 第1号発議案 ○議長(佐藤純君) 日程第1、第1号議案から第44号議案まで及び第50号議案から第78号議案まで、日程第2、請願第1号及び第2号、日程第3、陳情第1号から第17号まで、日程第4、陳情令和元年第9号、令和2年第15号、令和3年第3号及び第16号並びに日程第5、第1号発議案を一括して議題といたします。 まず、建設公安委員長の報告を求めます。高橋直揮君。   〔高橋直揮君登壇〕 ◆高橋直揮君 建設公安委員会における付託案件等の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、土木部関係として 公共土木施設の老朽化対策については、厳しい財政状況下においても着実な推進が求められるので、国の有利な財源措置終了後の中長期的な予算の確保に向け全国知事会等とも連携するなど支援措置が継続されるよう戦略的に国に強く働きかけるべきとの意見。 次に、交通政策局関係として 佐渡航路の連携協定の締結に当たっては、島民の生活や経済を支える生命線である航路を今後も適切に維持していく必要があるので、関係者間で内容を十分に吟味すべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情の審査結果について申し上げます。 陳情第4号については、信号灯火が雪に遮られている場合でも、事故を起こした場合は運転者の責任となる。また、万代交番の統合は、新潟駅前・万代地区における警察力の集中強化を図り、同地区の安全安心の高度化を図るために必要な再編整備計画であるため、不採択とすべきものと決した次第であります。 また、本委員会として、地域公共交通維持・充実のための財政支援の拡充を求める意見書を発議することと決しました。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(佐藤純君) 次に、産業経済委員長の報告を求めます。冨樫一成君。   〔冨樫一成君登壇〕 ◆冨樫一成君 産業経済委員会における付託議案等の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、産業労働部関係として 県内事業者の海外における活動については、ロシアをはじめとする近隣諸国の政情不安等により人流や物流への影響が懸念されるので、国際情勢を踏まえたターゲット国の見直しなど安定的な市場につながる施策の展開に努めるべきとの意見。 次に、農林水産部関係として 本県農業については、米需要のさらなる落ち込みにより農家所得の減少が懸念されるので、需給調整などの短期的な施策はもとより将来に展望が持てる中長期的なビジョンの下、引き続き農業者の経営維持・拡大に取り組むべきとの意見。 次に、農地部関係として 圃場整備については、生産性向上や園芸拡大に寄与し厳しい財政状況下においても着実な進捗が求められるので、国の農地中間管理機構関連農地整備事業などの有利な財源を一層活用すべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 また、本委員会として、森林環境譲与税の譲与基準の見直しを求める意見書を発議することと決しました。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(佐藤純君) 次に、厚生環境委員長の報告を求めます。松原良道君。   〔松原良道君登壇〕 ◆松原良道君 厚生環境委員会における付託案件の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、防災局関係として 新潟県地震被害想定調査の結果については、地震被害の防止・軽減に向けた活用が求められるので、県民の防災意識向上や事前対策への取組に資するよう正確で分かりやすい情報提供に努めるべきとの意見。 次に、福祉保健部関係として ヤングケアラーについては、早期発見と実態把握が重要なので、市町村担当者介護事業者等との情報共有など適切な支援につなげる体制の構築を図るべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、自由民主党、未来にいがた、リベラル新潟並び無所属飯野晋委員からは、全議案いずれも原案賛成。 日本共産党からは、第1号議案については、病床削減を伴う地域医療構想を積極的に推進するなど、県民要求に逆行する予算となっているため、第5号議案については、コロナ禍による受診抑制を主な理由とする繰越金は、高過ぎる国民健康保険料の引下げにこそ活用すべきとの立場のため、第19号議案については、県立加茂病院県立吉田病院の民営化と僻地4病院の市町村移譲は進めるべきではないとの立場のため、第35号議案については、統計業務の広域化と集約によって、保健所職員の一層の負担増につながる懸念があるため、それぞれ反対。 その他の議案については、いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情の審査結果について申し上げます。 継続中の陳情令和2年第15号、令和3年第3号及び第16号については、継続審査。 陳情第3号については、副反応等の詳細は厚生労働省が公表しているが、県内の詳細情報提供は、個人が特定されるおそれがあるため、陳情第5号については、新型コロナ対策に有効な空気清浄機の方式について国の見解が出されておらず、その効果が不明なため地方自治体独自の推奨は困難なため、陳情第6号については、5類への変更は、医学的知見に基づき国において検討されるべきであるため、陳情第7号については、国の基本的対処方針に基づき対応しており、保育所等で子供に対し一律のマスク着用を求めてはいないため、陳情第9号については、PCR検査の有効性については、国において調査・研究されるべきものであり、PCR検査の廃止は、無症状者からの感染拡大やクラスター発生のおそれがあるため、陳情第10号については、疑似症者については、国の定義で感染者にカウントすることとなっている。また、県内の死亡者の詳細情報については、個人の特定につながるおそれや家族の同意が難しく公表できないため、陳情第11号については、新型コロナウイルスの研究や科学的根拠の明示は、国においてなされるべきであるため、陳情第12号については、県では、令和3年2月の新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正を踏まえ、同年6月に新潟県人権教育・啓発推進基本方針を改定し、差別の防止に努めることとしており、別に条例を制定する必要性は薄いため、陳情第13号については、県内の死亡事例の詳細情報については、個人の特定につながるおそれや家族の同意が難しく公表できないため、陳情第14号については、PCR陽性者は、医師の届出によりほぼ感染者となるが、感染者ではないとの広報は、隔離拒否につながるおそれがあるため、陳情第15号については、日々の感染者動向については、年代別、重症度別、ワクチン接種状況との関連を含め、既に公表しているため、陳情第16号については、県内のワクチンの接種後の副反応の状況や予防接種健康被害救済制度の認定状況の公表により個人が特定されるおそれがあるため、陳情第17号については、矢代田地区については、既にライフル射撃場候補地ではないため、それぞれ不採択とすべきものと決した次第であります。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(佐藤純君) 次に、総務文教委員長の報告を求めます。笠原義宗君。   〔笠原義宗君登壇〕 ◆笠原義宗君 総務文教委員会における付託案件等の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。 まず、総務管理部関係として 県内大学生の県内定着の促進に当たっては、本県産業を知る機会のさらなる創出が重要なので、大学が行う企業訪問への支援や学生による県内の魅力発信など産学官協働の取組を強化すべきとの意見。 次に、教育委員会関係として 地域産業の人材育成を担う専門高校については、さらなる魅力の向上が求められるので、最先端の教育環境の整備はもとより地元と協働した県内先進校の取組事例の横展開を図るべきとの意見。 以上が、審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに無所属委員の検討結果の報告を求めたところ、各党・無所属委員とも全議案いずれも原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願・陳情の審査結果について申し上げます。 継続中の陳情令和元年第9号については、継続審査。 請願第2号については、中学校全学年の35人以下学級の完全実施は諸事情から難しく、他の項目は対応済みであるため、陳情第1号及び第2号については、いずれも詳細が不明であり、設立の県民生活への影響が見極められないため、陳情第8号については、文部科学省の衛生管理マニュアルに基づき、マスク着用を基本としつつ、気候状況等により自身の判断で適切に対応できるよう指導しているため、それぞれ不採択。 残りの請願第1号については、願意妥当と認め、採択すべきものと決した次第であります。 なお、採択された請願は、知事に送付すべきものと決しました。 また、本委員会として、「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録の実現を求める意見書、離島振興法の改正・延長を求める意見書及び全ての拉致被害者即時一括帰国を求める意見書を発議することと決しました。 以上をもって、報告といたします。 ○議長(佐藤純君) 第1号議案に対して討論の通告がありますので、これを許します。 遠藤玲子君の発言を許します。遠藤玲子君。   〔遠藤玲子君登壇〕 ◆遠藤玲子君 日本共産党の遠藤玲子です。本定例会議案第1号、令和4年度新潟県一般会計予算案に反対の立場から討論を行います。 反対理由の第1は、新型コロナウイルス感染症対策の不十分さです。 まん延防止等重点措置が解除されましたが、新規感染者数は昨日、3月24日は新潟市内で265名、それ以外の市町村で272名、合計537名に上り、年代別では10歳未満から20代の感染者が過半数を占め、小中学校や保育園、幼稚園などで集団感染が広がっております。 高齢者施設におけるクラスターもいまだに終息しておらず、3月23日現在の入院患者は110名、重症者1名、中等症15名とされ、自宅療養者を含めた患者総数は3,235名で、高止まりをしております。 にもかかわらず、3回目ワクチン接種はようやく3割を超えたところ。 迅速確実で広範囲な検査や陽性者の保護対策、自宅療養を余儀なくされている方々への支援などは、決して十分とは言えません。 受診控えで大幅な減収となっている全ての医療機関を対象とした県独自の支援はなく、支援が行き届いていない高齢者や障害者施設などの現場では、福祉事業者が自腹を切って献身的な対策を余儀なくされております。 飲食・宿泊業などの打撃を受けている業者や働く場を失った労働者に対しても、もっと本格的な支援が求められているのではないでしょうか。 反対理由の第2は、感染症が猛威を振るうさなかにあってもなお、病床削減と公立・公的病院の統廃合を進める地域医療構想を、全国にも先駆けて、積極的に推進しようとしている点です。 もともと医療資源の少ない新潟県において、本来なら医師や看護師の確保にこそ全力を挙げるべきなのに、医師不足に合わせて医療を集約するなど、本末転倒と言うほかありません。 しかも、社会保障の財源とされた消費税を財源とするダウンサイジング補助金を活用して、地域医療構想を進める予算には、到底賛成できないのであります。 反対理由の第3は、原発をめぐる3つの検証に赤信号がともっていることです。 今、世界の人々の前でウクライナ戦争が起き、チェルノブイリ原発に次いで、稼働中のザポリージャ原発が攻撃されていることにより、安全な原発などないことが示されているのではないでしょうか。 今から2年前、経済産業省や資源エネルギー庁などの高官が1年間で80回も本県を訪れ、柏崎刈羽原発再稼働への地ならしをしていたのではないかと報道されました。 その後、東京電力の深刻な失態と不祥事が明るみとなり、県民の信頼は地に落ちています。 こうした下で3つの検証作業は、いよいよ重要な意義を持つものになっています。 にもかかわらず、この間、検証総括委員会は開催されず、健康・生活委員会や技術委員会予算は減額され、技術委員の不再任問題や個別報告書の取りまとめを急がせる動きなども指摘されています。 まさに3つの検証に赤信号がともっていることは看過できません。 以上の立場から、重ねて第1号議案に反対を表明し、引き続き県民こそ主人公、原発ゼロ、暮らし・福祉優先の県政実現を目指して全力を尽くす決意を述べまして、討論といたします。 ○議長(佐藤純君) これにて討論は終局いたしました。 これより第1号議案を採決いたします。 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、一般会計補正予算2件、すなわち、第50号議案及び第76号議案を一括して採決いたします。 両案の委員長の報告はいずれも可決であります。両案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、両案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、特別会計及び企業会計関係予算2件並びに条例2件、すなわち、第5号議案、第19号議案、第27号議案及び第35号議案を一括して採決いたします。 4案の委員長の報告はいずれも可決であります。4案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、4案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、残りの特別会計及び企業会計関係予算38件、すなわち、第2号議案から第4号議案まで、第6号議案から第18号議案まで、第20号議案、第21号議案、第51号議案から第68号議案まで、第77号議案及び第78号議案を一括して採決いたします。 38案の委員長の報告はいずれも可決であります。38案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、38案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、残りの条例20件、すなわち、第24号議案から第26号議案まで、第28号議案から第34号議案まで、第36号議案から第42号議案まで、第70号議案、第71号議案及び第1号発議案を一括して採決いたします。 20案の委員長の報告はいずれも可決であります。20案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、20案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、事件議決9件、すなわち、第22号議案、第23号議案、第43号議案、第44号議案、第69号議案及び第72号議案から第75号議案までを一括して採決いたします。 9案の委員長の報告はいずれも可決であります。9案を委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、9案は委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、陳情令和元年第9号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり継続審査とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情令和2年第15号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり継続審査とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情令和3年第3号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり継続審査とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情令和3年第16号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり継続審査とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、請願第2号、陳情第3号、第8号、第13号、第14号及び第16号を一括して採決いたします。 これらの請願1件、陳情5件を委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、6件は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第6号及び第9号を一括して採決いたします。 これらの陳情2件を委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、2件は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第7号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第10号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第12号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第15号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第17号を採決いたします。 本陳情を委員長報告のとおり不採択とするに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立多数。よって、本陳情は委員長報告のとおり決しました。 次に、請願第1号を採決いたします。 本請願を委員長報告のとおり採択とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は委員長報告のとおり決しました。 次に、陳情第1号、第2号、第4号、第5号及び第11号を一括して採決いたします。 これらの陳情5件を委員長報告のとおり不採択とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、5件は委員長報告のとおり決しました。 ただいま採択されました請願第1号については、委員会の決定のとおり知事に送付することといたします。   ――――――――☆―――――――― △日程第6 第79号議案 ○議長(佐藤純君) 日程第6、第79号議案を議題といたします。 提出者の説明を求めます。花角知事。   〔知事花角英世君登壇〕 ◎知事(花角英世君) ただいま上程されました第79号議案は、人事に関する案件でありまして、教育長の任命についてお諮りしたものであります。 よろしく御審議の上、同意を賜りますようお願い申し上げます。 ◆中村康司君 ただいま議題となっております第79号議案は、人事案件でありますので、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(佐藤純君) 中村康司君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより第79号議案、教育長の任命についてを採決いたします。 本案に同意するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 総員起立。よって、本案は同意いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第7 第3号発議案 ○議長(佐藤純君) 日程第7、第3号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ◆中村康司君 ただいま議題となりました第3号発議案は、趣旨弁明及び委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(佐藤純君) 中村康司君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第3号発議案、新潟県議会委員会条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第8 第4号発議案 ○議長(佐藤純君) 日程第8、第4号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(佐藤純君) 第4号発議案について、小林一大君の趣旨弁明を許します。小林一大君。   〔小林一大君登壇〕 ◆小林一大君 自由民主党の小林一大でございます。提出者を代表して、第4号発議案、すなわち「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録の実現を求める意見書の趣旨弁明を行います。 佐渡島の金山は、16世紀後半から19世紀半ばにおいて、国家の管理・運営の下、海外との技術交流が限られる中、ヨーロッパとは異なる我が国固有の伝統的手工業を活用した金生産システムとして発展を遂げ、世界に誇る質・量の金を大規模かつ長期にわたって生産した希有な産業遺産であり、県民はもとより国民や世界中の人々の宝として後世に確実に引き継がれるべき重要な遺産であります。 令和4年2月1日、政府は佐渡島の金山をユネスコに世界文化遺産候補として推薦しましたが、登録の実現に向けては、今後、佐渡島の金山の文化遺産としての価値について国際的な理解を得ることが重要です。一方で、佐渡島の金山をめぐり、文化遺産の価値とは別の歴史的経緯に関する論評が世界中に発信され、世界文化遺産登録を期待する人々に不安を抱かせているほか、令和5年度の世界遺産委員会における審議に悪影響が及ぶことを強く懸念しております。 そこで、令和5年度の佐渡島の金山の世界遺産登録実現に向け、世界遺産委員会の委員国や国際的な専門家に対し、文化遺産としての価値を深く理解いただくため積極的に働きかけるとともに、国際社会において正当な評価や理解が得られるよう、歴史的経緯に関する様々な議論やいわれなき中傷に対して、事実に基づき丁寧に粘り強く説明して、冷静かつ毅然と対応するなど、総力を挙げて取組を推進するよう強く求める本決議案を提案するものであります。 満場の皆様方の御賛同をお願い申し上げて、私の趣旨弁明を終わります。ありがとうございました。(拍手) ◆中村康司君 ただいま議題となっております第4号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(佐藤純君) 中村康司君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第4号発議案、「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録の実現を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第9 第5号発議案から第7号発議案まで ○議長(佐藤純君) 日程第9、第5号発議案から第7号発議案までを一括して議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ◆中村康司君 ただいま議題となりました第5号発議案から第7号発議案までは、趣旨弁明及び委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(佐藤純君) 中村康司君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第5号発議案、離島振興法の改正・延長を求める意見書、第6号発議案、全ての拉致被害者即時一括帰国を求める意見書及び第7号発議案、森林環境譲与税の譲与基準の見直しを求める意見書を一括して採決いたします。 3案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、3案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第10 第8号発議案 ○議長(佐藤純君) 日程第10、第8号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(佐藤純君) 第8号発議案について、上杉知之君の趣旨弁明を許します。上杉知之君。   〔上杉知之君登壇〕(拍手) ◆上杉知之君 未来にいがたの上杉知之です。提出者を代表し、第8号発議案、地域公共交通維持・充実のための財政支援の拡充を求める意見書について趣旨弁明を行います。 吉幾三のヒット曲「俺ら東京さ行ぐだ」が発売されたのが昭和59年。「俺らこんな村いやだ」と言われた村は、バスは1日1度来る過疎地域で、「東京へ出だなら銭コア貯めで」と、賃金の高い東京への人口流出につながるのです。それから40年近くたった今でも、この構図は変わっていません。 路線バスやタクシー、ローカル鉄道、離島航路などの地域公共交通は、国民生活及び経済活動にとって不可欠な社会基盤であり、特に地方にとっては地域社会の存続をも左右する極めて重要なインフラです。これまで、交通政策基本法、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等が制定され、地域公共交通を維持するための制度は少しずつ充実しつつありますが、地域公共交通の廃止や縮小には十分な歯止めがかかっていません。さらには新型コロナウイルス感染症の拡大による大幅な利用者の減少が追い打ちをかけ、交通事業者の企業努力も限界に達しています。 我が国経済の持続的な成長を促進するためには、人・物の流動の基盤となる公共交通の維持・充実が必要です。また、地方においては、人口減少・少子高齢化の進展による限界集落の増加が懸念される中、過疎地域等の住民はもとより、都市部においても、いわゆる買物弱者等の交通手段の確保が課題となっています。そのほかにも、気候変動の深刻化を背景に、世界的に関心が高まっている地球温暖化等の環境問題への対応など、公共交通の果たすべき役割はますます重要になっています。 欧米では、公共交通に対する公的補助は、持続可能な都市政策として確立されており、公共交通の利便性を向上させています。公共交通がその機能を十分に発揮し、真に活力ある地域経済・社会をつくっていくためには、我が国においても地域公共交通に対する財政支援の拡充が求められます。 よって、国会並びに政府に対し、地域公共交通の維持・充実を図るため、国の財政支援措置を拡充することを求める本意見書を提出するものであります。 満場の皆様の御賛同をお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。(拍手) ◆中村康司君 ただいま議題となっております第8号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(佐藤純君) 中村康司君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第8号発議案、地域公共交通維持・充実のための財政支援の拡充を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第11 第9号発議案 ○議長(佐藤純君) 日程第11、第9号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(佐藤純君) 第9号発議案について、樋口秀敏君の趣旨弁明を許します。樋口秀敏君。   〔樋口秀敏君登壇〕(拍手) ◆樋口秀敏君 未来にいがたの樋口秀敏です。提出者を代表し、第9号発議案、会計年度任用職員制度の改善を求める意見書の趣旨弁明を行います。 令和2年4月1日に、新たな非常勤職員制度である会計年度任用職員制度が施行されました。新型コロナウイルス感染症の影響下において、臨時・非常勤職員をはじめとする自治体職員が国民の期待に応え、より質の高い公共サービスを住民に提供していくためには、職員の雇用の安定と賃金・労働条件の改善が不可欠です。しかし、会計年度任用職員制度は、その趣旨や目的と異なり、常勤職員との均衡が図られているとは言えない現状にあります。 総務省が令和2年4月1日現在で行った調査によれば、全国の自治体における正規職員数276万人に対し、非正規職員数は112万人で、職員総数の29%に当たります。政令市を除く市町村では44.1%にも上っています。職種別の非正規職員の割合は、保育士で56.9%、給食調理員で69.8%、図書館職員に至っては73.3%で、4人に3人が非正規職員となっています。非正規職員なくして行政サービスを提供できない現状にあります。にもかかわらず、会計年度任用職員の多くが同じ仕事をしていながら身分の違いだけで不当な差別を受けているのです。 人事院が2年連続で期末手当の引下げを勧告しました。国の非常勤職員には期末手当と勤勉手当が支給されていますが、会計年度任用職員には勤勉手当の支給が認められていません。会計年度任用職員制度導入により期末手当の支給が可能となりましたが、総務省の調査では回答した団体の23.8%が、従前の年収水準は維持するものの、期末手当相当分の月例給を減額して支給しています。期末手当すら十分に支給されていない会計年度任用職員にとって勧告の影響は大きく、格差は広がる一方です。正規と非正規の待遇格差の是正に向けては、国家公務員の非常勤職員に勤勉手当が支給されている実態を踏まえ、自治体で働く会計年度任用職員にも勤勉手当が支給されるよう、地方公務員法や地方自治法を早急に改正する必要があります。 また、会計年度任用職員の休暇については、国の非常勤職員との権衡により措置することとされ、病気休暇は無給とされています。夏季・冬季休暇付与については、正規・非正規労働者の間で取扱いが異なることについて不合理な格差に当たるとした最高裁判所の判決も踏まえ、休暇に関しては、国及び地方ともに常勤職員と同じ取扱いにすべきであります。 よって、国会並びに政府においては、会計年度任用職員制度の処遇改善を図るため、改善に要する所要額調査の定期的な実施により実態を把握するとともに、地方自治法の改正など制度の改善を図ることを強く求め、本意見書を提出するものであります。 満場の御理解を賜りますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。(拍手) ◆中村康司君 ただいま議題となっております第9号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(佐藤純君) 中村康司君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第9号発議案、会計年度任用職員制度の改善を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立少数。よって、本案は否決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △日程第12 第10号発議案 ○議長(佐藤純君) 日程第12、第10号発議案を議題といたします。   〔発議案は付録に掲載〕 ○議長(佐藤純君) 第10号発議案について、小島晋君の趣旨弁明を許します。小島晋君。   〔小島晋君登壇〕(拍手) ◆小島晋君 未来にいがたの小島晋です。提出者を代表し、第10号発議案、成年年齢引下げによる消費者被害対策を求める意見書の趣旨弁明をいたします。 2022年4月1日、民法の成年年齢が20歳から18歳に引き下げられ、法律上、18歳になると一人前の成年と認められ、親権者の同意なく契約ができるようになる一方、親権者の同意がなければ契約を取り消すことができる未成年者取消し権が失われることとなり、悪質事業者のターゲットとなることが懸念され、現在でも、未成年者取消し権が行使できなくなる20歳になるとマルチ商法の苦情相談が急激に増加しております。 私自身も高校を卒業し就職した頃、社会人は自己啓発が重要、会員になれば特典で海外旅行が安く行ける、商品を購入し、それを新たな会員を加入、販売すればもうかる等のマルチ商法の勧誘が多くあり、1日500円、コーヒー1杯分のお金であなたの人生は変わる、大きなチャンスを逃がすな、人より先に行動を起こせ、先に始めた人のサクセスストーリー等の誘い文句で高額なローンを組ませるものでありました。 このように成年年齢が引き下げられると、消費者教育や金融教育を受けていない若者がクレジットカードを作成し、多額の借金をしてしまい、返済に苦慮することは容易に想像できます。 さらに、現在はインターネット社会で、SNSでの勧誘で、より簡単に、より多くの若者がターゲットになる可能性は高くなります。 民法が定めている成年年齢を理由に、大人なのだから、消費者被害の予防策は不要などの意見はありますが、飲酒や喫煙、公営ギャンブルなどは、これまでどおりの20歳からと変更のない部分も残されており、全てが変更されるわけではありません。 借金返済が長期間続く若いうちの金銭トラブルや、法律の隙間に乗じ、被害が深刻化する契約は、その後の人生設計に大きな影響を与えるため、巻き込まれないための消費者教育はもちろんでありますが、巻き込まれた場合の対応として、成年年齢の引下げに伴う消費者被害拡大を予防し、救済する手当てが必要であります。 よって、国会並びに政府におかれては、成年年齢引下げを見据えた消費者教育の充実をこれまで以上に進めるとともに、判断力・知識・経験等の不足に付け込んで消費者契約を締結させる、いわゆる付け込み型の不当勧誘について、早急に消費者契約法に取消し権を整備することを強く要望する本意見書を提出するものであります。 満場の皆様の御理解を賜りますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。(拍手) ◆中村康司君 ただいま議題となっております第10号発議案は、委員会の審査を省略し、直ちに採決することを望みます。 ○議長(佐藤純君) 中村康司君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第10号発議案、成年年齢引下げによる消費者被害対策を求める意見書を採決いたします。 本案を可決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤純君) 起立少数。よって、本案は否決いたしました。   ――――――――☆―――――――― △常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の閉会中継続調査 ○議長(佐藤純君) お諮りいたします。 総務文教委員会厚生環境委員会産業経済委員会及び建設公安委員会については、所管事項の調査のため、また、議会運営委員会については、6月定例会の会期日程の協議等のため、また、人口減少問題対策特別委員会、新総合交通・防災対策特別委員会及び県民所得アップ対策特別委員会については、その性格上、設置目的が終了するまで、それぞれ閉会中も継続調査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤純君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。   ――――――――☆―――――――― ○議長(佐藤純君) 提出案件全部議了いたしました。 これにて2月定例会は閉会いたします。 △午後1時51分閉会...